Orcas Isl. 5.10.19

午前4時半-8時Deer harbor linkcod

朝4時半に起きてシリアルを食べ、Deer Harborへ釣りに向かう。

港に着くと、既にTonyとNateはWater Taxiに乗って待っていた。

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ネイトは世界を船で旅したキャプテン

狙いはLincodという魚。海底100フィートの位置に生息していて、サイズは1メートル近い時もあるそう。この港周辺の海域で釣った魚は、規定サイズを超えていないと家に持ち帰ることは法律で禁止されているらしい。Lincodを釣ることは出来なかったが、2匹のrocksを捕まえた。

しかし、規定サイズ未満だったため、リリース、とげとげしい魚だが食べるとおいしいらしい。結果は残念だったが、男四人で朝日が反射する海の上で釣りを愉しめたのはいい思い出。アルコール度数17度の甘いリキュールをコーヒーに入れて嗜んだ。

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釣った直後に魚をリリースし微笑むロン

 

 

午前9時 Hailey 庭 

昨日収穫したLeeksを、翌日に控えたFarmers Marketで売りに出すため、長すぎる葉と根を切ってやり、さっと水洗い。約100本、3kg程のLeeksを洗い終え、冷蔵庫の中に保管。Haileyの息子Geoが手伝ってくれた。

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昨日のリーク

グリーンハウスでは、雑草が生えているベッドを、綺麗にし、トマトを植えられる状態に。Canadian thistleという刺々しい雑草は根も深く強敵。素手で掴むと痛い。

雑草を抜き終えたベッドにコンポスト敷いて、そこに紙でできたロール状のものを被せる。切って穴を空けて、そこにトマトの苗を移植する。紙は、黒いプラスチックのシートと同様、雑草を殺し、熱を吸収する役目がある。紙なので、環境によいが、穴を空ける面倒がある。

その後、Haileyが収穫したカブを洗い、6,7本ごとの束にまとめた。実が小さなものは、10,11本ごとの束に。見た目が悪く売れないものは、その場でかじって食べるか、自宅用として保管。

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シャキシャキ甘くて美味しい。

果樹園では、昼間にHaileyが刈った雑草を、キャベツの根元周りに敷いた。

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ジオもお手伝い。

 

午後2時 仮眠

僕が今朝4時起きというのを知っていたHaileyは、少し休みな、と夕飯までの自由時間をくれた。Kathy家に戻り軽くシャワーを浴びてすぐに寝た。

 

午後5-9 James 家 BBQ、 Homestead 見学

5時にNateとKathyが迎えに来てくれ、Jamesさんの自宅でのBBQへ向かう。BBQでは、Haileyが持ってきたケールサラダ、名前は忘れたが綺麗な女性が持ってきたルバープパイ、そしてJamesさん自家製ケチャップと、彼の自宅で育てたという鶏のロースト焼きを頂いた。

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ポットラック式の食事会

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女の子もお手伝い

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誰が一番美味しそうに食べれるか選手権

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自宅で養鶏し、食用に捌き、来客に提供するジェームス。


ジェームスはBullock Permaculture Homesteadという、自給自足用に農業、畜産を営むホームステッドで4年間知恵と技術を磨き、今では、自分の家でそれを実践し、他の農家や畜産農家の方に助言をしている。(それが彼の仕事、”造園家(Landscaper)”)

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限られたスペースの中で、給湯器をアルミホイルと黒く塗られたタンクで手作り

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果樹園に植えた木にはgrafting(接ぎ木)が施されており、限られたスペースの中でも異なる種類のリンゴ、モモ、ナシを収穫できるようにしている。

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手作りの小屋やシャワースタンドは、ビーチで拾い集めた流木を使用しており、新たに木を切り取ることさえ躊躇う徹底ぶり。 波に打たれ磨かれた流木は、やすりや艶出しをする必要はなく、既に滑らかな仕上がり。耐水性にも優れているという。

もう一つ面白いことを聞いたのが、トレイラーに建てられた家、つまり車輪の付いた家は、土地に足が付いていないため、住所登録が必要ないそうだ。土地代も払わなくて済むし、自由に色々な場所に住めるので、いいことが山積みだそう。

 

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ジェームス(右)こうして自宅の庭や施設のツアーを提供したのはBullocks 農園を卒業以来、僕が初めてらしい。光栄だ。

生計を立てるためではなく、豊かな暮らし、学びを通して実現するこの暮らしに僕は憧れている。また素晴らしい人に出逢えた。