Orcas Isl. 5.7.19

午前八時 起床

今日の朝食は、Kathy手作りビスケットと目玉焼きであった。

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アメリカでビスケットと言えばこのふっくらタイプ。ブリーベリーのジャムと一緒に。

誰か親戚が来るらしく、朝から部屋の片付けで忙しそう。娘のAnwynは朝五時半に湖でのカヌーの練習に参加し、その後ピアノのレッスンを受けたらしい。タフだ。

 

午前九時 ヤギ乳搾り

黒いヤギが猫に怖がって後ずさりするので、乳搾りが大変だった。いずれにしても、まだ搾る練習を重ねなければ。搾るのが遅いと、Kathyの仕事の遅れになり、迷惑をかけてしまう。

 

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搾った直後にこす。今日は乳量が多かったらしい。

午前十時 Hailey宅 朝食2

Haileyの家では、カリフォルニアに戻ってしまうRubyとHannahの見送り会を兼ねたパンケーキ作りが行われていた。

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外付けのキッチンを囲んで。

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島内で作られたブルーベリージャムと一緒に。また、島産のオレンジジャムを炭酸水で割ったジュース(ミモザもどき)と、スピナッチ、ゴートチーズ入りオムレツがとても美味しい。

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ジオとルーイはいつも通り。

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感動の別れ。

 

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また逢う日まで



Haileyから聞いた話、オーカス島はかつて米国内きっての果樹園栽培の見本となる島だったらしい。今では、家畜や小さなフルーツ、ベリー系が特産。

 

午前10―14時 Hailey庭

 

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既に刈ってあった雑草の山の一部の雑草を苺の苗周りに被せる。雑草を覆いかぶせ、それらに日光を与えないようにする効果がある他、地面を湿った状態に保つ。

 

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Haileyが戻って来るまで、dockと呼ばれる手ごわい雑草除去。



 

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昼ご飯はターキーにゴートチーズのサンドイッチ。



 

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黒シートを剥がしたスペースに豆の種を埋めるため、横20センチ縦15メートル程の畝を2本耕した。

 

午後3時 羊毛皮

ヒツジが歩きまわる柵の中に入り、ある一匹、羊毛フサフサヒツジの捕獲を試みる。

後ろから回り込むようにして、角に追い詰めて、羊毛ごと体を掴む。最初どの様に捕まえるのか分からなかったが、どうやら羊の皮膚はとても分厚く、思い切り掴まれても痛まないということを聞き、心置きなく体ごと掴む様に捕まえることが出来た。捕獲後、羊の背中を地面に着ける。するとヒツジは観念したかの様に動かなくなる。羊毛刈りはお腹から外側に剃るように、また、リンゴの皮むきのように途切れないように剃っていく。毛だまりがある箇所や、お尻周りで糞が沢山ついて汚い箇所はちぎって取り除いでいた。最後に、何か液体を羊に注射して終了。

 

午後3-4時 orcas coop見学

五年前に出来たというサステイナブル食料品店Food Coopのオーカス島店を見学。

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島産の野菜、果物、肉、穀物そして島内でローストされたコーヒー豆などが売られており、売り上げの20000ドルはSau Juan county (郡) に寄付される。

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店の真横にある憩いの場には藤の花が垂れている。

僕は朝食用のバナナと、島産のヘンプシードグラノーラを購入。

 

午後4-6時 豚餌やり

昨日Ronが一人で行っていた豚への餌やりをKathyと二人で協力して行った。昨日問題となっていた木の串は混ざっていなかったが、ビニール袋に包まれた腐った卵が物凄い異臭を放ち、さらに割れた卵の中にはウジが繁殖しており気持ちが悪かった。しかし、豚は気にせずむさぼりつく。すごい。余った生ゴミコンポストの施設へ。腐葉土と動物の糞が混ざった土の山に、少しくぼみを開け、そこに豚への餌やりであまった生ごみを埋める、そしてまた土で被せる。そうすると、中の微生物がそれを農作の肥料として扱うのに適したものへと分解してくれるらしい。微生物が活動して中の温度は160℉(70℃)まで活性化されるという。

 

午後8時 豚肉到着

Anacortesの精肉店にてさばかれた豚肉の冷凍パックがKathy宅に届き、それをRonとAnwynの三人で部位、そして重さ毎に詰め替えていた。初めの方に、協力プレイがスムーズにいかず、もめていたが、9時前には終えていた。その後に頂いたグレービーとビスケットが美味しかった。この農場でとれた豚肉とゴートミルクで出来たグレービーの味が素晴らしく、僕が関わっている命の恵みに深い感謝を覚える。この夜、KathyとAnwynと食卓を囲み他愛もない話をする事が出来て幸せだった。Anwynが、日本のキーボードを見て驚いており、「ちみてんみ」とかな用のキーボードを見て書いた手書きの日本語が可愛らしかった。