悪童アブドゥル

2017/04/07

 

匠です。

 

 

海外の大学で、

 

初めて外国の友人が出来ました。

 

 

中東、

 

サウジアラビア出身の

 

アブドゥル君。(19)

 

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先日の仕送りの1つ ”じゃがりこ” を真っ先に見つけ出す彼。

 

同じ授業を取っていて、

 

隣に座ったからかな、

 

そのまま一緒に昼を食べました。

 

 

それから毎日、

 

彼と昼食を食べている。

 

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煙草、大麻に何度付き合わされたことか。

 

そんなある日、

 

日本で爆発的な人気を得た映画

 

「君の名は」

 

がシアトルの映画で期間限定上映。

 

 

アブドゥルに誘われ、

 

約1時間半のバスに乗り、

 

シアトルへ。

 

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映画は夜から。夕陽に照らされ、スペースニードルは美しい。

 

初めてバスでシアトルの街へ来ました。

 

僕より約一学期(三か月)早く

 

エバレットに来ている彼に

 

乗り換えなど、色々教わりました。

 

 

何故かバス代は僕が払いました。

 

 

 

目的の場所、

 

小柄な劇場 "Cinema Uptown"で

 

その映画は放映されていました。

 

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Get Out 観たかったなあ。

 

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二時間の禁煙直前。


映画館の内装は、

明らかに古くからある雰囲気。

 

 

麦酒購入時、

 

年齢確認はされず、

 

持ち込み自由。

 

席も適当に選んで座る。

 

 

この気楽さは、病みつきになるかもしれません。

 

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興奮気味のアブドゥル。

 

肝心の映画は、

 

とても良かったです。

 

 

先日の仕送りに続き、

 

若干ホームシックの僕にとって、

 

新海誠監督の、細部にこだわった

 

日本の景色街並み、

 

諸々に感動しました。

 

 

アブドゥル君は、

 

上映中日本語で、

 

「どうして?!」

 

「えー!」

 

「かわいいねー!」

 

を連呼。

 

凄く迷惑です。

 

 

これがサウジアラビアの映画館鑑賞の文化なのか、

 

彼の特異的な性格なのかは、

 

良く分からないけれど、

 

表現豊かな米国の人でさえ、

 

彼に向けられた冷徹な視線。

 

 

幼い息子を宥める様に、

 

僕は赤裸々に彼の隣に座り続けました。

 

 

それでも、

 

悪童アブドゥル君。

 

少年の様に純粋な心を持っている、いいやつです。

 

 

夜中12時、

 

エバレット市にに着いた頃には、

 

市内を循環する市バスは終了しており、

 

エバレット駅から歩いて帰ることに。

 

 

約30分の帰路だったけれど、

 

彼と面白可笑しく話しながら、

 

体感時間は数分であったことを覚えています。

 

 

持つべきものは友ですね。

 

 

留学開始早々、

 

彼からの悪いお誘いが多いけれど、

 

楽しく日々過ごそうと思います。

 

 

 

因みに彼には、

 

チリ人の綺麗な彼女さんがいて、

 

彼も彼女も英語がペラペラ。

 

 

しかし彼は宿題をやらないので、

 

僕が教えたりして、

 

ワイワイやっています。

 

 

これからも宜しく、アブドゥル!

 

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いつの間にか、僕のカメラで自撮りしていたアブドゥル君。