グラッドナイト

2017/06/16

 

匠です。

 

学期末は、いつも色々な催しが開かれます。

 

前回は、ドラァグクイーンショーのパフォーマンスを楽しむことで、勉強で疲れ切った学生の頭をリラックスさせる目的がありました。

 

今回僕が参加したのは「グラッドナイト」と呼ばれる、主に留学生を対象とした表彰式の様なものです。

 

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2017年度広告用ポスター

 

グラッド “Grad.”は”Graduation”の略語で、直訳では「卒業の夜」と訳すことができます。

 

このイベントは、全ての期末テストが終わった後に開催されたので、皆んなが気兼ねなく楽しむことが出来る和気藹々とした雰囲気に包まれていました。

 

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入場前、廊下での様子

 

式当日は、フォーマル若しくはカジュアルフォーマルの服装で来てください、と告げられ、僕は日本から持って来ていたスーツを来て参加。他の日本人やアジアからの留学生はスーツが多かったですが、東南アジアは民族衣装、西洋系の人はジーンズにシャツといったカジュアルフォーマルの容姿で現れ、国民性が現れていて面白いな〜と感じました。

 

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東南アジア組の民族衣装、素敵

 

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当日はビュッフェ

 

イベントの内容は、

 

・有志のパフォーマンス

ESL: 語学学校修了の表彰

・Associate Degree: 準学士号修了の表彰

 

などで、その他の時間は食事、会話など自由に過ごし最後に写真撮影、ダンスといった内容です。

 

有志によるパフォーマンスは、とてもレベルが高く興奮しました!

 

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ギターの弾き語り、シャムのドラム、そして中東系の伝統舞踏。

 

皆んな事前に練習を重ね、当日の成功に繋げていました。

 

特に、シャムのドラムには拍手喝采

 

打楽器はなぜいつもこう心の高揚する感覚を与えてくれるのだろうか。

 

最も原始的な楽器の一つで、火の周りで僕たちの祖先が太鼓の音に合わせ踊る様子を想像すると、これは本能的なものなのかな、と感じます。

 

その時の様子が以下の動画です。

 

 

 

表彰式では、1人ずつ名前が呼ばれ、学習の達成を祝福。

 

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特に、Associate Degree 準学士号 を修了した人は、どこの四年生大学に転入するのか大学の名前まで発表されていたり、今後の目標などをみんなの前で話していたり、割と結構あからさまに公表するのだなあと、少し驚いた。

 

このイベントに参加するには参加費約10ドルを払わなければいけないのだけれど、大学の国際部からイベントの様子を写真に収めてほしいと頼まれ、無料で参加することが出来ました。

 

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人生の節目として、この様な形でお互いに祝福し合うと今まで取り組んできたことが着実に身を成していることを実感出来る。

 

特に、留学生は母国を離れ、これから確実に競争社会を身に染みて感じていくという期待と不安両方の感覚を持ち合わせた「学生」という時期を「Non-citizen 」として米国で過ごすというのは、大変なこと。

 

その時期を境遇の似た者同士分かち合えるというのは、少しばかりの救いではあります。

 

その様な機会を生み出してくれた大学の国際部とそれを支える学生スタッフには感謝です。

 

これから僕も留学生の1人として、何か異文化発信に関わるイベントや活動を企画運営して行きたいと、彼らに鼓舞された1日となりました。

 

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